予防接種VACCINE

0歳から受けるワクチン

Hib(ヒブ)ワクチン

スケジュール

  • 生後2か月~5か月までに3回と1歳~1歳6か月に1回

予防できる病気

Hib感染症(細菌性髄膜炎・咽頭蓋炎)

ヒブは飛沫感染によって感染し、感染すると中耳炎・肺炎を起こすことがあります。まれに脳の髄膜や咽頭に炎症を起こします。
細菌性髄膜炎をきたすと脳に後遺症が残ったり、亡くなったりするケースがあります。

小児用肺炎球菌ワクチン

スケジュール

  • 生後2か月~4歳まで接種が可能(5歳以上は任意接種となります)
  • 4週間隔で3回と生後12か月~15か月未満に4回目を接種

予防できる病気

肺炎球菌による髄膜炎や菌血症

肺炎球菌による髄膜炎にかかるこどもの半数が0歳児であるため、できるだけ早く接種しましょう。

B型肝炎ワクチン

スケジュール

  • 1歳までに3回接種
  • 生後2か月から4週間隔で2回、3回目は1回目接種から20週以上経ってから接種

予防できる病気

B型肝炎

B型肝炎は、唾液や体液でも感染すると言われています。
また慢性肝炎になると肝硬変や肝がんなど命にかかわる病気を引き起こすケースもあります。

ロタウイルスワクチン

スケジュール

  • 生後6週から接種できます。
  • 4週間隔で2回または3回接種

予防できる病気

ロタウイルス胃腸炎

乳児期に感染すると重症化しやすいと言われています。

混合ワクチン(四種混合・三種混合・二種混合)

  • 4種混合ワクチン(DPT-IPV:ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ)
  • 3種混合ワクチン(DPT:ジフテリア・百日せき・破傷風) 任意接種
  • 2種混合ワクチン(DT:ジフテリア・破傷風)

スケジュール

  • 生後2か月から接種できます。
  • 第1期:3~8週間隔で3回、3回目接種の約1年後に4回目
  • 第2期:11歳から2種混合ワクチンを1回接種

予防できる病気

ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ

BCG

スケジュール

  • 生後5か月から生後8か月未満
  • 生後11か月までに1回

予防できる病気

結核

結核に対する免疫はお母さんからもらうことができず、生まれたばかりの赤ちゃんにも感染する恐れがあります。
乳幼児で感染すると、重い後遺症を残す可能性が高い病気です。

生後6か月から
毎年秋に受けるワクチン

インフルエンザワクチン

スケジュール

  • 生後6か月以上12歳まで2回接種/13歳以上は1回接種
  • 10月頃に1回目、2回目は1回目から2~4週あけて

予防できる病気

インフルエンザ

インフルエンザワクチンは発症の予防だけでなく、重症化を防ぐことができます。

1歳から
受けるワクチン

MR(麻疹風疹混合)ワクチン

スケジュール

  • 第1期:1歳以降2歳未満に1回
  • 第2期:5~7歳未満で小学校就学前の1年間に1回

予防できる病気

麻疹・風疹

免疫がない場合にはほぼ100%発症する病気です。
ワクチンを接種せずに発症すると死亡するケースもあります。

水痘(みずぼうそう)ワクチン

スケジュール

  • 1歳になったら1回目/1回目から3か月以上あけて2回目

予防できる病気

水ぼうそう

風疹やおたふくかぜより感染力があり、咳・くしゃみで感染します。
発熱や水疱、発疹などの症状があり、重症化する場合もあります。

おたふくかぜワクチン

スケジュール

  • 1回から1回接種

予防できる病気

おたふくかぜ

おたふくかぜの原因となるウイルスが全身の臓器や神経を侵し、合併症を起こすことがあります。

3歳から
受けるワクチン

日本脳炎ワクチン

スケジュール

  • 第1期:3歳以降に3回
  • 第2期:9歳以上13歳未満に1回

予防できる病気

日本脳炎

発症すると20~40%が死亡し、救命できても神経の後遺症が残ってしまう病気です。

中学1年生(女子のみ)から
受けるワクチン

HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン

予防できる病気

子宮頸がん

HPVは性交渉により感染します。ウイルスに長く感染することでガンになると考えられています。